注文住宅を建てたいけど、ハウスメーカーと工務店どちらに頼んで良いのか分からない?!
そんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
ハウスメーカーにはハウスメーカーのメリットデメリットがありますし、工務店には工務店のメリットデメリットがあります。


それぞれに特徴がありますので、分かりやすく解説します。
目次
【注文住宅】ハウスメーカーのメリットとは?
注文住宅をハウスメーカーへ依頼するメリットは、
- 完成が想像しやすい
- 融資から引渡しまでがスムーズ
- 倒産リスクが少ない
- 一定水準の家が完成する
- 耐震実験等を行っている
- など等・・・
注文住宅の完成が想像しやすいとは?
プロであれば、図面、立面図を見るだけで、立体的に完成図を想像することができますが、建築素人のお施主様は図面等を見るだけ、説明を受けるだけでは想像することができません。
そこで、これまでの施工例やイメージパースを見せながら、分かりやすく説明していく必要があります。地方の工務店は、規模にバラつきがあり、イメージパースを作るソフトを持っていない工務店も珍しくありません。
ハウスメーカーが家づくりをシリーズ化しているのには、訳があります。
シリーズ化することで、生産ラインを単純化させ、経費や材料費を落していきます。それ以外にも、お施主様へイメージを持たせる為でもあります。
例えば、積水ハウスなら、
- イズ、シリーズ
- シャーウッド
イズシリーズなら、鉄骨造で天井高が取れるし、大規模空間も取れるな~と何となくイメージできますし、シャーウッドは、積水ハウスが手がける木造住宅で、こんな感じで完成するかなぁ~と何となくイメージしやすいはずです。
融資から引き渡しまでがスムーズ
ハウスメーカーには、営業マン、設計士、現場監督、アフターフォロー等のそれぞれ役割を持ったスタッフがいます。又は、外注して対応しています。
地方の小さな工務店では、銀行融資は自分で行ってくださいと言うところもあります。お施主さんは分からないことが多く、手間が掛かり面倒だと思うこともあるでしょう。
ハウスメーカーであれば、最初から最後まで出来る限り手間を取らせないように動いてくれます。
あまり手間をかけずに家づくりを行いたい方におすすめです。
倒産リスクが少ない
注文住宅作りで最も最悪なことは、建築中の倒産です。
費用を一部でも支払っている場合は、その後の工事が中断してしまい、ローンだけが残ってしまうケースもあります。
倒産リスクだけは回避しなければならず、その為に、「完成保証システム」を導入している地方工務店もあります。
今の時代、大手でも倒産のリスクは常にあります。ですが、地方の工務店(あまり情報が取れない)と比べると安全ではないでしょうか?
必ず安全という訳ではありません。それに、最大手のハウスメーカー、大手ハウスメーカー、中堅ハウスメーカーの順に倒産リスクの度合いが違ってきます。
最大手~大手ハウスメーカとは?
- 積水ハウス
- 積水ハイム
- 大和ハウス
- など等
まだまだ沢山ありますが・・・一例です。
中堅ハウスメーカーとは?
- アイフルホーム
- 菊池建設
- クレバリーホーム
- など等・・・
中堅ハウスメーカーもまだまだありますが・・・一例です。

耐震実験等を行っている
地方工務店では真似できない部分です。
大手ハウスメーカーは自前の工場で、耐震テスト等を行います。ですので、一定水準以上の家が出来上がります。
資金力に差がありすぎますので、いくらなんでも地方の工務店では真似できません。
とはいえ、建築基準には、耐震に関する最低ラインがありますし、長期優良住宅等の耐震等級に関しても申請書が必要になります。地方工務店だからといって耐震性に不安が残るというわけではありません。
ハウスメーカーへ依頼するデメリットは?
注文住宅をハウスメーカーへ依頼するデメリットは、
- 値段が高い
- 個性が出しにくい
- 大幅な仕様変更が難しい
ハウスメーカーは値段が高い
皆さんもご存知の通り、ハウスメーカーで注文住宅を建てた場合、かなり高額なお金を支払うことになります。
人件費や宣伝広告費を考えると、それ相応の利益を取らなければいけないことは理解できますが、それでも、あまりに高額でびっくりします。
面倒なことは全てやってくれるし、最低限の品質と価値は担保されているのだから、その値段は相応しいと思う人はハウスメーカーへ依頼すれば良いでしょうし、多少の手間をかけても、適正価格(ハウスメーカーよりも大幅に安い)注文住宅を建てたいという人は、工務店を選ぶべきです。
個性が出しにくい
ハウスメーカーの家は、規格品の応用で作られています。
同じような間取りで同じような外壁材など等、一目見て大体どこのメーカーの建物か分かりますよね?又は、メーカー名が分からなくても、同じような家見たことあるな~ぐらいは思いませんか?
個性を出し、自分らしい家を建てたいのであれば、設計事務所へ依頼する方が良いでしょう。価格は高いですが、ハウスメーカーへ依頼しようとお考えの方であれば十分に払える額です。

大幅な仕様変更が難しい
建築とは、ある程度の規格が決まっているからこそ、コストダウンできるものです。
大量生産、大量発注でコストを落していますので、規格品から大幅に外れた建物はもの凄くお金が必要になります。
それこそ、設計事務所に依頼した方がマシです。
注文住宅とはいえ、完全な注文住宅ではなく、セミオーダーの家が正しい理解になります。
大切なことなので、もう一度言いますが、ハウスメーカーは注文住宅ではなくセミオーダーの家です。
工務店のメリットとは?
注文住宅を工務店へ依頼するメリットとは?
- 価格が安い
- 自由度が高い
工務店の最大のメリットは価格が安い
解説するまでもなく、工務店の最大のメリットは価格が安いことです。
全ての工務店が当てはまる訳ではありませんが、一般的にハウスメーカーと比べて数百万円程の差がでます。
ハウスメーカーの方が仕入れ値が安いのは間違いありませんが、例えば同じ家を建てると考えて、
ハウスメーカーの原価が1500万円、工務店が、1650万円と過程します。原価が150万円程高いですね。
ハウスメーカーは利益を4割~5割、工務店の場合は、2割前後が一般的です。
【ハウスメーカー】
1500万円(原価)÷0.6(4割利益)=2500万円
【工務店】
1650万円(原価)÷0.2(2割利益)=2062万円
約450万円の差が出ました。
全てのケースがこの計算に当てはまる訳ではありませんが、ハウスメーカーよりも工務店の方が安くなることがご理解頂けたと思います。
工務店のデメリットとは?
注文住宅を工務店へ依頼するデメリットとは?
- 企画力や施工にバラつきがある
- 工務店が勝手に決めてしまう
- など等・・・

あくまでも、そういう可能性もあるという話しです。
企画力や施工にバラつきがある
工務店の企画力や施工性が落ちる訳ではありませんが、同じ工務店でもレベルの差が大きいのが特徴です。
年間100棟前後手がける工務店から、数年に1棟程度しか注文住宅を建てていない工務店まで様々あります。建材品や建具など等は凄いスピードで進歩しています。
注文住宅をそれほど施工してない工務店に依頼した場合、思ったような家にならない可能性もあります。一つの目安として年間施工件数を聞いてみると良いでしょう。
工務店が勝手に決めてしまう
ハウスメーカーが手がける注文住宅は、着工前に仕様を固めてしまいます。もしも、変更する場合は、追加工事になるのが一般的です。
しかし、工務店は、大まかな部分を決めて、進めながら細かい部分を決めていくケースが多くあります。その際に、細かい部分を工務店が勝手に決めてしまうことがあります。
それも、良かれと思ってやっているから質が悪いと思います。
これまで、見てきた事例、
- 妻飾りを勝手に取り付けた
- 階段の色を勝手に決めた
- 脱衣場にホスクリンを勝手に取り付けた
- 頼んでいないニッチ収納があった
- など等・・・

他にも沢山事例がありますが、工務店が勝手に決めてしまい、後々トラブルになるケースはけして珍しくありません。

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